元彼のマフィア父に恋した
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元彼のマフィア父に恋した
asdfghjkl
元カレの父親と偽装結婚する話。タイトル見た瞬間これはさすがにどうなの、と思ったんだけど、ケントが出てきた瞬間その考えが静かに消えた。 ヒロインは最初、何もできない人だ。逃げ場がなくてあの家に入って、しばらくはただ耐えるだけ。それがどこかの時点から、やられる側でいるのをやめて要求し始める。大きな事件ひとつで変わるんじゃなくて、少しずつ積み上がってくる。いつの間にこんなに強くなったんだろうと思って、ちょっとぐっときた。 男主はずっと怖い。でもたまに心が開く瞬間があって、それが少ないから出るたびに毎回やられた。あの、普段あんな感じでおいて急にそれは反則じゃないですか。この人、表情ひとつで次の話を押させてくる。 脇役たちは味方をころころ変える。誰が誰の側なのか分からなくて、二人が一緒にいる場面ごとにハラハラした。いい意味で落ち着かない。 正直、新しいものは何もない。偽装結婚、組織の権力争い、禁じられた恋。要素は全部あって、発明はひとつもない。それを分かった上で最後まで見た。 この作品は自分が何をやっているか正確に分かっている。私も自分がなぜ見ているか分かった上で見ていた。