偽装恋人
貧しい家庭で育ち、街をふらつきながらその日暮らしをしているナウィンは、アルバイト中に借金取りから逃げるため、とっさに通りかかった御曹司メーターにキスをしてしまった。しかしその出来事をきっかけに、逆にメーターから「自分の恋人のフリをしてほしい」と持ちかけられた。財閥同士の政略結婚から逃れるため、メーターは偽装恋愛を利用して家族に“カミングアウト”しようとしていたのだ。金持ちで好き勝手に生きる御曹司たちを毛嫌いしていたナウィンだったが、父親が抱えた闇金の借金を返済するため、やむなくその提案を受け入れる。そして二人は、メーターの家族や、彼との結婚を強引に進めようとする令嬢リリーに「メーターはゲイだ」と信じ込ませるため、恋人同士を演じ始めた。周囲を納得させるため、メーターの家や会社で完璧な恋人を演じ続けるナウィンとメーター。しかし、毎日を共に過ごすうちに、互いへの偏見は少しずつ変わっていき、次第に本当に惹かれ合うようになっていった。そんな中、リリーと、以前からナウィンに想いを寄せていたピートは、二人の関係が演技ではなく本物になり始めていることに気づいた。二人を引き離そうと画策するものの、その行動はかえって二人の距離を縮め、ぶつかり合いの中で互いの本心を打ち明けるきっかけとなってしまった。やがてナウィンは、メーターが継母に奪われかけていた家族企業の後継者の座を取り戻す手助けをし、二人はそれぞれの父親からも認められ、祝福を受けるのだった。



















