揉み砕く春の光
曾初桐は、スタートアップ会社の社内パーティーで顧海に酒を飲まされ、周囲の目の前で抱えられホテルへ連れて行かれた。曾初桐は衣服を乱して目を覚ますが、泣き喚くことはせず、半ば受け入れる形で顧海のそばに留まった。顧海は曾初桐を会社の初期株主にさせ、昼間はオフィスで甘く絡んだが、夜は曾初桐を自宅に泊めることはなかった。やがて曾初桐は、顧海には婚約者がいることを知り、別れを決意したが、顧海は初めてその徹底した独占欲を見せた。曾初桐は恐れながらも逃げられず、顧海のそばで、日の当たらない未来のない伴侶として過ごすしかなかった。しかし、喬年の登場で、曾初桐は自分の目的を果たすために喬年の力を借りられると考えた。かつて顧海の足元にひざまずいていた初桐は、無防備に弄ばれる子ウサギではなく、復讐のために計略を巡らせるコマドリだったのだ…



















